会長からのご挨拶

ごあいさつ

 日頃は岐阜工業高等専門学校・同窓会「若鮎会」の活動にご理解とご協力を賜り, 厚く御礼を申し上げます。令和4-5年度の若鮎会の活動を担当させて頂いています。

さて本年(2022年度)は、コロナに始まりコロナ禍が終わろうとする中、ようやく新年度を迎えます。2023年度には母校岐阜高専の創立60周年記念事業が予定されています。若鮎会は来る4月22日の創立50周年記念碑関係の清掃行事、秋の高専祭で予定されている60周年記念事業等に積極的に関与していく所存です。

 機械工学科卒の中野前会長から引き継いだ若鮎会の活動は、コロナ禍の自粛などにより一旦リセットされた状態です。一方で新年度からは「神山まるごと高専」が開校され、高専の新しい時代が始まります。今後わずか10年程度で3分の2程度まで新入生となる学生数が激減する中、授業料免除や数々の特典を有する新しい高専が始動します。60年間は学費が比較的少なくて済む高専の特徴を発揮できていましたが、今後は大学が淘汰される中でその特徴も見えなくなることと思います。100億円単位の資本力を今後可視化していく新しい高専と比べて岐阜高専が唯一つ優位に立てるのは、卒業生の実績のみです。

 岐阜高専創立50周年から続いている中核人材育成塾事業は、本校卒業生の展開している、「高専卒業生の社会貢献の可視化」の最たるものです。ぜひ、定番の講座や新規講座の講師として、卒業生諸氏の英知や経験を、母校岐阜高専で地域社会に還元してください。大変好評であった卒業生諸氏による公開講演会は、今後ICTを活用したリモートミーティングとして再起動する予定です。全国高専卒業生によるヒューマンネットワーク高専のリモート例会は毎月開催され、全国、全世界で活躍する高専関係者の話題が提供されています。若鮎会関係者で講師希望の方や講師の推薦がある方は、ぜひ若鮎会事務局か所まで直接申し出てください。同窓会員の皆様の英知の可視化を、同窓会の連携と社会貢献として推進していく所存です。

令和5年3月吉日

岐阜工業高等専門学校同窓会「若鮎会」会長

所 哲郎 (電気工学科11期卒)